話題株ピックアップ【夕刊】(3):ZHD、北陸電、コマツ

注目
2021年4月30日 15時20分

■Zホールディングス <4689>  505円  -39 円 (-7.2%)  本日終値

28日に決算を発表。「前期税引き前は5%増益で着地・1-3月期(4Q)税引き前は23%減益、今期業績は非開示」が嫌気された。

Zホールディングス <4689> が4月28日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。21年3月期の連結税引き前利益は前の期比5.1%増の1426億円に伸びた。なお、22年3月期の業績見通しについては売上高(1兆5450億円)、配当(5.56円)以外は開示しなかった。

⇒⇒Zホールディングスの詳しい業績推移表を見る

■北陸電力 <9505>  662円  -48 円 (-6.8%)  本日終値

28日に決算を発表。「今期経常は19%減益へ」が嫌気された。

北陸電力 <9505> が4月28日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期の連結経常利益は前の期比46.8%減の123億円に落ち込み、22年3月期も前期比19.1%減の100億円に減る見通しとなった。

⇒⇒北陸電力の詳しい業績推移表を見る

■日本電設工業 <1950>  1,772円  -128 円 (-6.7%)  本日終値

28日に決算を発表。「今期経常は55%減益、6円減配へ」が嫌気された。

日本電設工業 <1950> が4月28日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期の連結経常利益は前の期比13.0%減の153億円になり、22年3月期も前期比54.5%減の70億円に大きく落ち込む見通しとなった。

⇒⇒日本電設工業の詳しい業績推移表を見る

■鳥居薬品 <4551>  2,578円  -138 円 (-5.1%)  本日終値

28日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は51%減益で着地」が嫌気された。

鳥居薬品 <4551> が4月28日大引け後(15:00)に決算を発表。21年12月期第1四半期(1-3月)の経常利益(非連結)は前年同期比50.6%減の6.5億円に大きく落ち込み、通期計画の41億円に対する進捗率は15.9%となり、5年平均の20.3%とほぼ同水準だった。

⇒⇒鳥居薬品の詳しい業績推移表を見る

■コマツ <6301>  3,205円  -14 円 (-0.4%)  本日終値

コマツ<6301>は小幅安。この日発表された4月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は51.1と前月から0.8ポイント低下し市場予想(51.7)を下回った。これを受け、香港ハンセン指数が下落するなど中国経済の先行きに警戒感が台頭した。ただ、その後に発表された財新・4月中国製造業PMIは51.9と前月水準と市場予想を上回ったこともあり強弱感が対立した。

■双信電機 <6938>  529円  +80 円 (+17.8%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ

双信電機<6938>がストップ高に買われた。情報通信向けや産業機器向けを中心にノイズ除去フィルターなどを主力展開している。同社は28日取引終了後、21年3月期決算発表と22年3月期の業績見通しを発表した。22年3月期は営業利益段階で6億円(前期比6.9倍)という高変化を見込んでいる。ノイズ関連機器は中国経済回復を背景とした工作機械市況の回復や、高速通信規格5Gの拡大及びデータセンター増設需要などが追い風となっている。

■フジオーゼックス <7299>  3,460円  +502 円 (+17.0%) ストップ高   本日終値

フジオーゼックス<7299>に投資マネーが集中、売り物薄のなか前日比502円高はストップ高となる3460円に買われた。同社は自動車部品メーカーでエンジンバルブで最大手に位置する。28日取引終了後に発表した21年3月期決算が会社側計画から上振れ着地したほか、22年3月期の業績予想がマーケットで脚光を浴びた。今期売上高は前期比20%増の230億円、営業利益は同3.1倍となる22億円を見込んでおり、これが株価を押し上げる材料となった。また、株主還元にも積極的で、前期配当は従来計画に15円上乗せした65円、今期については、前期比倍増の130円を計画しており、これがポジティブサプライズとなった。

■極東産機 <6233>  696円  +100 円 (+16.8%) ストップ高   本日終値

極東産機<6233>がストップ高。同社は28日取引終了後に、21年9月期第2四半期累計(20年10月~21年3月)の連結業績予想を修正。今期から連結決算となっているため前年同期との単純比較はできないが、売上高は46億7400万円(従来予想は44億500万円)、営業利益は1億7900万円(従来予想は4000万円)になったようだと発表した。足もとでインテリア事業部門が自動壁紙糊付機を中心に売り上げが増加しているほか、畳事業部門でものづくり補助金採択先への販売が順調に推移し、産業機器事業部門も好調なことなどが主な要因。営業利益については、売上高の増加に加え、利益率の高いオリジナル製品の売り上げが伸びたことが寄与した。あわせて、21年9月期通期の連結業績予想も修正。売上高見通しは93億7000万円(従来予想は92億3500万円)、営業利益見通しは3億円(従来予想は1億7000万円)にそれぞれ上方修正した。

■日華化学 <4463>  1,053円  +150 円 (+16.6%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位

日華化学<4463>がストップ高。同社は28日取引終了後に、21年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比5.1倍の7億200万円となり、通期計画15億円に対する進捗率が46.8%に達していることが好感されたようだ。売上高は同9.7%増の114億9600万円で着地した。化学品事業では特殊樹脂モノマーや環境衛生関連薬剤の売り上げが伸びたほか、化粧品事業も主力ヘアケアブランドの拡販などで堅調に推移。利益面ではコストダウン効果などが寄与した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■レッグス <4286>  2,340円  +301 円 (+14.8%)  本日終値  東証1部 上昇率4位

レッグス<4286>は6連騰し年初来高値を更新。28日の取引終了後に発表した第1四半期(1~3月)連結決算が、売上高48億9800万円(前年同期比26.0%増)、営業利益6億300万円(同7.6倍)、純利益4億3800万円(同12.0%増)と大幅営業増益となったことが好感された。外食顧客向けプレミアムや化粧品メーカー顧客向けVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)は不調だったものの、流通顧客向け物販や流通顧客向けプレミアム(景品・賞品など)が好調に推移した。なお、21年12月期通期業績予想は、売上高190億~200億円(前期比10.9~16.7%増)、営業利益16億~18億円(同28.6~44.7%増)、純利益11億~12億4000万円(同10.9%減~0.4%増)の4月21日に発表した修正予想を据え置いている。

●ストップ高銘柄

アーキテクツ <6085>  945円  +150 円 (+18.9%) ストップ高   本日終値

など、5銘柄

●ストップ安銘柄

WT天然ガス <1689>  1円  -1 円 (-50.0%) ストップ安   本日終値

など、2銘柄

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