【↓】日経平均 大引け| 反落、5連休を控え手仕舞い売りが膨らむ (4月30日)

市況
2021年4月30日 16時14分

日経平均株価

始値  28996.66

高値  29046.49(09:01)

安値  28760.27(14:33)

大引け 28812.63(前日比 -241.34 、 -0.83% )

売買高  13億5010万株 (東証1部概算)

売買代金  3兆1104億円 (東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は241円安と反落、後場に入り下げ幅を拡大

2.前日のNYダウは239ドル高、好調な経済指標など好感

3.東京市場は5連休を控えて、手仕舞い売りが膨らむ展開

4.ソニーは22年3月期利益見通しが市場予想に未達で急落

5.日電産や東エレク、村田製といった主力ハイテク株が軟調

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比239ドル高と反発した。ハイテク企業の好決算発表や米バイデン政権の施政方針演説などが好感され買いが優勢となった。

休場明けの東京市場では、日経平均株価は反落。ゴールデンウイーク(GW)に入り、この日は連休の谷間であることに加え、明日からは5連休となることから手仕舞い売りを出す動きが優勢となった。

前日の米株式市場は、NYダウは反発。好調な経済指標に加え、バイデン米大統領の施政方針演説などが好感された。ただ、東京市場は軟調にスタート。GWの連休中で買いは限定的で、利益確定売りでいったんポジションを閉じる動きが強まった。後場に入ってからは下げ幅が拡大した。主力ハイテク株などに値を下げる動きが目立った。

個別銘柄では、28日に決算を発表したソニーグループ<6758>は今期業績予想が予想に達しなかったことが嫌気され大幅安となった。ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>、トヨタ自動車<7203>も安い。日本電産<6594>や東京エレクトロン<8035>、村田製作所<6981>といった主力ハイテク株も値を下げた。エムスリー<2413>やダイキン工業<6367>も軟調だった。Zホールディングス<4689>やブイキューブ<3681>が急落した。

半面、今期業績予想の増額修正を発表したサイバーエージェント<4751>が急伸し、キーエンス<6861>や任天堂<7974>、富士通<6702>が上昇。日立金属<5486>や日立製作所<6501>が買われた。日本郵船<9101>や商船三井<9104>が高く、三井物産<8031>や三菱商事<8058>がしっかり。アンジェス<4563>が急伸した。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は資生堂 <4911> 、サイバー <4751> 、セブン&アイ <3382> 、日立建機 <6305> 、アステラス <4503> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約39円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、ソニーG <6758> 、ダイキン <6367> 、ファナック <6954> 、エムスリー <2413> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約145円。

東証33業種のうち上昇は13業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)鉄鋼、(3)陸運業、(4)空運業、(5)倉庫運輸関連。一方、下落率の上位5業種は(1)輸送用機器、(2)ゴム製品、(3)ガラス土石製品、(4)機械、(5)電気機器。

■個別材料株

△日華化学 <4463>

1-3月期(1Q)経常は4.9倍増益で着地。

△ポーラHD <4927>

第1四半期営業利益は2.1倍。

△日立金 <5486>

ベイン連合によるTOB価格2181円を意識。

△極東産機 <6233> [JQ]

21年9月期営業益予想を上方修正。

△木村化 <6378>

21年3月期業績は計画上振れ。

△富士通 <6702>

今期も増益基調継続見通しで自社株買い発表も好感。

△ASTI <6899> [東証2]

21年3月期営業利益は一転増益で着地。

△双信電機 <6938>

22年3月期は営業利益約7倍に。

△ウィザス <9696> [JQ]

21年3月期業績は計画上振れ。

△アイエスビー <9702>

第1四半期営業利益34%増で上期計画を上回る。

▼ネットイヤー <3622> [東証M]

22年3月期は営業利益微減益の見通し。

▼AIins <4488> [東証M]

NTT西日本向けライセンスで不更新見込み発生。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)双信電機 <6938> 、(2)日華化学 <4463> 、(3)サイバー <4751> 、(4)レッグス <4286> 、(5)木村化 <6378> 、(6)アイエスビー <9702> 、(7)日立金 <5486> 、(8)内外トランス <9384> 、(9)gumi <3903> 、(10)四電工 <1939>

値下がり率上位10傑は(1)ショーケース <3909> 、(2)マクセルHD <6810> 、(3)三谷産業 <8285> 、(4)TOTO <5332> 、(5)エスエムエス <2175> 、(6)ブイキューブ <3681> 、(7)太陽HD <4626> 、(8)セレス <3696> 、(9)ソニーG <6758> 、(10)ホクシン <7897>

【大引け】

日経平均は前日比241.34円(0.83%)安の2万8812.63円。TOPIXは前日比10.82(0.57%)安の1898.24。出来高は概算で13億5010万株。東証1部の値上がり銘柄数は928、値下がり銘柄数は1146となった。日経ジャスダック平均は3895.20円(10.86円安)。

[2021年4月30日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.