スクロールがカイ気配、21年3月期増額修正で過去最高利益を21年ぶり大幅更新
スクロール<8005>がカイ気配スタートで一気に水準を切り上げてきた。同社は5連休前の4月30日取引終了後21年3月期業績予想の修正を発表。営業利益段階で従来予想の64億円から73億8500万円(前の期比3.4倍)に大幅増額した。21期ぶりに過去最高営業利益を更新する。これまでの過去最高は2000年3月期の23億8700万円だったが、その時の3倍以上と驚異的な伸びとなった。同社は若年女性層向けを中心としたアパレルや生活雑貨などを主力にカタログ通販やeコマースを展開、新型コロナウイルスの感染拡大で需要が高まった巣ごもり消費を捉え業績に反映させた。年間配当も従来計画の52円から60円に増額した。前の期実績は10円であり、50円の増配となる。