レーザーテクが続急落、7~3月期最終利益倍増も織り込み済みでSOX指数調整も逆風

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2021年5月6日 9時17分

レーザーテック<6920>は続急落。きょうはウリ気配でスタートする展開となった。同社が4月30日に発表した21年6月期第3四半期(20年7月~21年3月)決算は最終利益が前年同期比2.1倍の134億7700万円と急増した。商用サービスが本格化する高速通信規格5G関連の投資需要に加え、コロナ禍で企業のリモートワーク導入が加速し、通信機器やデータセンター増設需要が半導体需要を喚起している。これが同社の半導体マスクブランクス検査装置などの売り上げに大きく寄与し収益を押し上げている。ただ、前日の米国株市場でハイテク株比率の高いナスダック総合指数が4日続落と軟調傾向が目立っていることや、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も前日こそ反発したものの、ここ調整色の強い展開を示していることなど外部環境は向かい風が強い。同社の好業績は事前に織り込みが進んでいたこともあって、目先利益確定の売りが優勢となった。

出所:MINKABU PRESS

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