伯東はマド開け急騰、22年3月期の連続増益見通しと自社株買い発表を好感
伯東<7433>はマドを開けて急騰。株価は前営業日比18.5%高の1480円まで上値を伸ばし、年初来高値を更新している。4月30日の取引終了後に発表した21年3月期の連結経常利益は前の期比68.4%増の36億300万円で着地し、続く22年3月期も前期比5.5%増の38億円に伸びる見通しとなった。これを好材料視する買いが向かっている。
今期は電子部品事業で回復基調にある自動車、産業機器、民生機器向けの伸長を計画するほか、今後も拡大が予想されるパソコンなどリモート関連機器分野の販売を強化する方針。また、電子・電気機器事業では、真空機器や露光装置の受注獲得に注力する構えだ。
同時に、前期の年間配当を50円から60円(前の期は50円)に増額し、今期は60円を継続する方針とした。併せて、発行済み株式数(自社株を除く)の7.29%にあたる150万株または18億円を上限に自社株買いを実施することも発表しており、株主還元の拡充も好感されている。