nmsがストップ高、固定費削減などで21年3月期営業利益計画を上方修正
製造派遣・請負を手掛けるnms ホールディングス<2162>がストップ高。4月30日の取引終了後、21年3月期の連結営業利益を従来予想の6億円から6億8500万円(前の期比25.5%減)へ上方修正すると発表しており、これが好感されているようだ。
第2四半期に入り、中国の経済活動回復が顕著となり、国内においてもHS事業を中心に半導体・電子部品関連などの繁忙な業種で需要が堅調に推移したことが要因。また、グループ全体で徹底した固定費削減策を実行した効果も寄与した。一方、為替差損の発生に加え、新型コロナウイルス感染症関連損失と事業構造改革費用を計上したことで、最終損益は7億3500万円の赤字(従来予想は3億円の赤字)に下方修正している。