【↑】日経平均 大引け｜ 急反発、ハイテク株が買い戻され2万8000円台を回復 (5月14日)
始値 27723.70
高値 28139.96(14:15)
安値 27723.70(09:00)
大引け 28084.47(前日比 +636.46 、 +2.32％ )
売買高 12億6620万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆8867億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
１．日経平均は636円高と急反発、2万8000円台を回復
２．前日のNYダウは433ドル高、米長期金利の低下を好感
３．外部環境の落ち着きを受け東京市場には買い戻しが流入
４．東エレク、ソニーＧ、レーザーテクなどハイテク株が反発
５．海運、銀行、小売りなど景気敏感株も買い優勢の展開に
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比433ドル高と4日ぶりに反発した。米長期金利の上昇が一服し主力ハイテク株が買われたほか、景気敏感株も上昇した。
東京市場では、日経平均株価は4日ぶりに急反発。前日のNYダウが上昇し外部環境が落ち着くなか、ハイテク株などに買い戻しが流入した。
前日の米株式市場では、NYダウが4日ぶりに反発。この日発表された米4月卸売物価指数は市場予想を上回ったが、長期金利は低下した。新規失業保険申請件数も労働市場の改善を示す内容だった。これを受けた東京市場は、買い先行の展開。前日までの3日間で日経平均株価は2000円近く下落したことから、値頃感も台頭するなか買い戻しが流入し、2日ぶりに2万8000円台を回復した。ハイテク株のほか、海運、銀行、小売りなど景気敏感株に買いが膨らんだ。
個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>が高く、東京エレクトロン<8035>やソニーグループ<6758>、レーザーテック<6920>といったハイテク株が買われた。ＫＤＤＩ<9433>やエムスリー<2413>、武田薬品工業<4502>が上昇し、オリックス<8591>やいすゞ自動車<7202>が値を上げた。日本郵船<9101>や商船三井<9104>、三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306>などが堅調。ファーマフーズ<2929>やシンバイオ製薬<4582>が急伸した。
半面、キーエンス<6861>や日本製鉄<5401>、セコム<9735>が安く、住友金属鉱山<5713>や住友化学<4005>が軟調。ブイキューブ<3681>やＱＤレーザ<6613>が値を下げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、東エレク <8035> 、ＫＤＤＩ <9433> 、ファナック <6954> 、中外薬 <4519> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約254円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はセコム <9735> 、住友不 <8830> 、カシオ <6952> 、住友鉱 <5713> 、王子ＨＤ <3861> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約22円。
東証33業種のうち上昇は29業種。上昇率の上位5業種は(1)精密機器、(2)その他金融業、(3)その他製品、(4)陸運業、(5)金属製品。一方、下落はの4業種のみで下落率の上位から(1)パルプ・紙、(2)鉄鋼、(3)非鉄金属、(4)水産・農林業。
■個別材料株
△ケアネット <2150> [東証Ｍ]
21年12月期業績予想を上方修正。
△アドウェイズ <2489>
21年3月期営業利益8倍化。
△フルッタ <2586> [東証Ｍ]
アサイーが新型コロナなどに起因する重症化抑制に効果と発表。
△ラクス <3923>
前期経常は3.3倍増で上振れ着地・2期ぶり最高益・1-3月期(4Q)経常は4.1倍増益。
△ダブスタ <3925>
今期経常は45％増で9期連続最高益、15円増配へ。
△ＪＣＲファ <4552>
22年3月期の大幅増収増益予想。
△バルミューダ <6612> [東証Ｍ]
21年12月期業績予想の上方修正とスマホ事業参入を好感。
△リバーエレク <6666> [ＪＱ]
前期収益急回復で復配実現し今期も大幅増益・増配見込み。
△明星電気 <6709> [東証２]
ＩＨＩ <7013> が株式交換で完全子会社化へ。
△日本プラスト <7291>
22年3月期営業益予想3.2倍で10円増配へ。
▼ＫＬａｂ <3656>
21年12月期業績予想を下方修正。
▼Ａｍａｚｉａ <4424> [東証Ｍ]
21年9月期業績予想を下方修正。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ロボホーム <1435> 、(2)アシックス <7936> 、(3)いすゞ <7202> 、(4)ダブスタ <3925> 、(5)アドウェイズ <2489> 、(6)木村化 <6378> 、(7)ＪＣＲファ <4552> 、(8)日本プラスト <7291> 、(9)東京綱 <5981> 、(10)クロスマーケ <3675> 。
値下がり率上位10傑は(1)板硝子 <5202> 、(2)ＧＤＯ <3319> 、(3)フロンティＭ <7038> 、(4)川田テク <3443> 、(5)ファルテック <7215> 、(6)フィールズ <2767> 、(7)三共 <6417> 、(8)フォーラムＥ <7088> 、(9)ＬＩＮＫ＆Ｍ <2170> 、(10)東邦鉛 <5707> 。
【大引け】
日経平均は前日比636.46円(2.32％)高の2万8084.47円。ＴＯＰＩＸは前日比34.38(1.86％)高の1883.42。出来高は概算で12億6620万株。東証1部の値上がり銘柄数は1790、値下がり銘柄数は347となった。日経ジャスダック平均は3831.20円(26.21円高)。
［2021年5月14日］
株探ニュース
