ソフト99コーポレーション---21年3月期は営業利益・経常利益2ケタ増益、期末配当金の増配及び特別配当を発表
ソフト99コーポレーション<4464>は14日、2021年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比9.7%増の268.02億円、営業利益が同32.5%増の32.08億円、経常利益が同31.8%増の34.08億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同15.6%減の15.39億円となった。
ファインケミカル事業の売上高は前期比13.2%増の137.04億円となった。また、営業利益は売上高の伸長による売上総利益の増加と併せて、展示会やイベントの中止による販売促進費の減少や営業活動の縮小、商談のオンライン化などによる営業経費の減少により、同69.8%増の22.35億円となった。
ポーラスマテリアル事業の売上高は、主力の半導体製造用途向け製品の販売好調や病院施設向け衛生用品の販売を開始したことなどにより前期比10.7%増の62.87億円となったが、営業利益はアズテックの子会社化に伴いのれん償却額を計上したことなどにより、同2.6%減の7.14億円となった。
サービス事業の売上高は、自動車整備・鈑金事業のマイナスを生活用品企画販売事業がカバーし前期比7.2%増の55.94億円となり、営業利益についても同12.4%増の1.36億円となった。
不動産関連事業の売上高は前期比14.7%減の12.16億円、営業利益は同53.2%減の1.13億円となった。不動産賃貸事業は前期を上回るものの、温浴事業・介護予防支援事業は前期を下回った。
2022年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.6%増の275.00億円、営業利益が同6.5%減の30.00億円、経常利益が同7.6%減の31.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同42.9%増の22.00億円を見込んでいる。また、株主還元に対する期待の高まりと業績の伸長状況を総合的に勘案して、配当予想の修正(増配及び特別配当)を行うことを発表した。期末配当金を直近の配当予想1株当たり13.50円から、普通配当については3.50円増配の1株あたり17.00円とし、併せて1株当たり1.50円の特別配当を実施する。
《EY》