AOI TYO Holdings---1Q増収・大幅な増益、業績予想の上方修正を発表

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2021年5月17日 17時16分

AOI TYO Holdings<3975>は14日、2021年12月期第1四半期(21年1月-3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比8.8%増の141.93億円、営業利益が同693.2%増の9.23億円、経常利益が9.23億円(前年同期は0.05億円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純利益が4.03億円(同0.32億円の損失)となった。また、同日付でスタジオ・クルーズ株式会社による、同社の普通株式及び新株予約権に対する公開買付の開始が開示された。

コンテンツプロデュース事業の売上高は前年同期比4.4%増の102.35億円、セグメント利益は同95.0%増の13.60億円となった。国内広告市場の緩やかな回復に伴い、大手広告会社からの案件受注が回復傾向を見せていること、前年同期は新型コロナウイルスの影響による案件の延期・中止があったこと等から、売上高は前年同期比で増加した。セグメント利益についても、売上高の増加に加え、仕掛品に計上される労務費・経費の期末残高が期首に比べて増加したことによる売上原価の減少、前期から前倒しで実施している中期経営計画のコスト削減施策推進に伴う各種費用の減少等により、前年同期比で増加した。

コミュニケーションデザイン事業の売上高は前年同期比21.9%増の39.58億円、セグメント利益は同199.6%増の2.36億円となった。広告・マーケティングソリューション領域において、映像からデジタルソリューション、PR、イベント、空間デザイン等、全方位型のエキュゼキューションを提供するために、2021年1月に5社を統合し設立したxpdにおいて、広告主からの直接取引やメディアの売上が増加したこと等から、前年同期比で増収増益となった。

2021年12月期通期については、同日、業績予想の上方修正を発表した。売上高は前期比10.6%増(前回予想比6.6%増)の565.00億円、営業利益は16.00億円(同77.8%増)、経常利益は15.00億円(同87.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は7.00億円(同75.0%増)としている。

また、スタジオ・クルーズによる同社の普通株式及び新株予約権に対する公開買付けが成立することを条件に、2021年12月期の配当予想を修正し、2021年12月期の期末配当を行わないこと、本公開買付けの成否にかかわらず2021年12月期より株主優待制度を廃止することを発表した。

《EY》

提供:フィスコ

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