オークファン---2Qも大幅な増収増益、インキュベーション事業が好調に推移

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2021年5月17日 18時36分

オークファン<3674>は14日、2021年9月期第2四半期(20年10月-21年3月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比55.7%増の46.47億円、営業利益は同868.6%増の7.91億円、経常利益は同952.0%増の7.84億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は5.02億円(前年同期は0.06億円の利益)となった。

在庫価値ソリューション事業の売上高は前年同期比16.2%減の9.11億円、営業利益は同19.5%減の1.77億円となった。主なサービスとして同社が保有する流通相場データを活用した「aucfan.com(オークファンドットコム)」、複数のECショップへの同時出品・在庫連動等の一元管理を可能とするEC販売支援サービス「タテンポガイド」があり、主たる収益源は有料課金収入となる。2021年2月に直感的に操作できるRPAツール「オークファンロボ」の提供を新たに開始した。一方、小売業の経営課題を解決する在庫管理AIソリューション「zaicoban(ざいこばん)」は、ターゲットとする大手企業への導入にリードタイムを要し売上見込が遅延していることを受け、同社グループの強みである中小・SMB向けに活用する戦略に変更した。

商品流通プラットフォーム事業の売上高は前年同期比25.9%増の24.40億円、営業利益は同52.8%減の0.21億円となった。主なサービスとしてBtoB卸モール「NETSEA(ネッシー)」、滞留在庫・返品・型落ち品などの流動化支援を行う「リバリューBtoBモール」及びBtoCの寄付型ショッピングサイト「Otameshi(オタメシ)」、副業・複業として物販ビジネスを行なう事業主を対象とするスクール形式の副業支援サービス「good sellers(グッドセラーズ)」がある。主たる収益源は、流通手数料収入・商品販売収入及び有料課金収入となる。「NETSEA」及び「リバリューBtoBモール」を中心として、流通量・利用者の増加が好調に推移しているが、さらなる「NETSEA」の流通額最大化を狙い、営業・開発体制の強化及び積極的なプロモーションを実施した。

インキュベーション事業の売上高は前年同期比4,502.2%増の13.82億円、営業利益は7.77億円(前年同期は0.11億円の損失)となった。営業投資有価証券の売却及び、投資先企業へのコンサルティング等を実施しており、第1四半期には前期に引き続き大型の営業投資有価証券の一部売却を行うとともに、当第2四半期においては不透明な経済情勢を踏まえ、一部の営業投資有価証券については保守的に評価損を計上している。

2021年9月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比38.4%増の109.00億円、営業利益は同58.4%増の13.00億円、経常利益は同54.5%増の12.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同86.6%増の8.00億円とする期初計画を据え置いている。

《ST》

提供:フィスコ

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