三栄コーポレーション---21年3月期減収も、家具家庭用品事業のブランド事業が好調に推移

材料
2021年5月17日 18時41分

三栄コーポレーション<8119>は14日、2021年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比19.8%減の330.50億円、営業損失が7.09億円(前期は13.15億円の利益)、経常損失が4.46億円(同13.42億円の利益)、親会社株主に帰属する当期純損失が7.17億円(同1.91億円の利益)となった。

家具家庭用品事業の売上高は前期比4.3%減の177.05億円、セグメント利益は同1.72億円減の8.63億円となった。OEM事業では、国内外ともに新型コロナウイルス感染症拡大の影響による受注減から大幅な減少となった。一方、ブランド事業は、巣ごもり需要を背景に、「MINT(ミント)」などの家具・インテリアのネットショップの売り上げが好調に推移し、前期比で大きく伸長したほか、ドイツのテーブルウェアブランド「Villeroy&Boch(ビレロイアンドボッホ)」等を取扱うエッセンコーポレーションの売り上げも増加した。

服飾雑貨事業の売上高は前期比39.8%減の87.25億円、セグメント損失は同17.08億円減の11.34億円となった。OEM事業では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響でトラベル商材の需要が大きく落ち込むなど、国内外ともに大幅な減少となった。ブランド事業は、ドイツのコンフォートシューズブランド「BIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)」等を販売するベネクシーおよびベルギーのプレミアム・カジュアルバッグブランド「Kipling(キプリング)」を販売するL&Sコーポレーションの売り上げが、外出・移動の自粛要請や休業・時短営業の要請等の影響で、前期比大きく減少した。

家電事業の売上高は前期比21.3%減の47.48億円、セグメント利益は同3.43億円減の1.88億円となった。OEM事業では、国内外ともに新型コロナウイルス感染症拡大の影響による受注減が響き、大幅な減少となった。ブランド事業は、理美容家電・調理家電などを取扱うゼリックコーポレーションの売り上げが、巣ごもり需要を背景に調理家電は堅調に推移したものの、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、予定していた新商品投入の時期を遅らせたことや理美容家電の需要が落ち込んだことなどにより、前期比減少した。

2022年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比8.9%増の360.00億円、営業利益が1.00億円、経常利益が1.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が0.10億円を見込んでいる。

《ST》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.