テクノスジャパン---21年3月期増収・大幅な増益、22年3月期の業績予想も増収増益で1円増配
テクノスジャパン<3666>は14日、2021年3月期連結決算を発表した。売上高は前期比6.8%増の81.97億円、営業利益は同227.2%増の9.24億円、経常利益は同211.5%増の9.58億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同407.1%増の6.61億円となった。
同社グループが属する情報サービス産業においては、「デジタルトランスフォーメーション(DX)推進に向けたデジタル需要」と「新型コロナウイルス対策としてのデジタル需要」への対応が求められているが、同時に「景気悪化による企業のIT投資抑制」の懸念が交錯する市場環境となっている。また、経済産業省が公表したDXレポートにも書かれているとおり、DXとデジタル社会の実現に向けた変革の加速が企業には求められており、企業のデジタル化が加速していくことが予測される。このようななかで、同社グループは、ERP(基幹システム)、CRM(顧客関係管理)、CBP(同社独自のプラットフォーム)による企業の経営・業務システムにおけるDX推進ビジネスを展開している。
基幹システム及び周辺ソリューションは製造業・小売業向けのERP・CRMシステム導入支援業務を中心に、売上高は前期比6.7%増の80.58億円となった。
その他では、ツール・ライセンスの販売等により、売上高は前期比9.5%増の1.39億円となった。
2022年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.7%増の87.50億円、営業利益が同10.4%増の10.20億円、経常利益が同10.0%増の10.55億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.4%増の7.10億円を見込み、2022年3月期の配当予想を1円増配し13円とした。
《ST》