日ダイナミクは急反発、前期営業益は上振れ着地で今期予想は2.7倍
日本コンピュータ・ダイナミクス<4783>が急反発している。同社は17日取引終了後に、21年3月期通期の連結決算を発表。営業利益は前の期比74.1%減の2億4200万円(従来予想は5000万円)で着地した。
売上高は同4.5%減の175億6300万円(従来予想は176億円)となった。IT関連事業で追加案件が発生したことや、パーキングシステム事業で駐輪場利用料収入の減少幅が想定より縮小したことが要因。また、経費節減を実施したことが利益を押し上げた。
あわせて公表した22年3月期の連結業績予想は、売上高が前期比9.3%増の192億円、営業利益が同2.7倍の6億5000万円を見込む。顧客企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みなどからIT関連事業が堅調に推移すると予想しているほか、パーキングシステム事業では大型受注が業績に寄与するとみている。