注目銘柄ダイジェスト(前場):アルバイトタイ、ネットマーケ、イーエムネットJなど

市況
2021年5月24日 12時02分

ネットマーケ<6175>:417円 ウ

ストップ安売り気配。21日取引終了後に、同社が提供する恋活・婚活マッチングアプリ「Omiai」を管理するサーバーに対し、不正アクセスがあり、会員情報が最大約171万件、外部に流出した可能性があると発表している。アプリの信頼性低下などを嫌気する売りが出ているようだ。流出したのは、運転免許証、健康保険証、パスポート、マイナンバーカード等の氏名・住所・生年月日・顔写真など。

SBI<8473>:2661円(-116円)

大幅下落。金融庁が同社子会社であるSBIソーシャルレンディングに業務停止命令を出す方針を固めたと報じられており、これを嫌気する売りが出ているようだ。報道によると、運営する一部のファンドで投資勧誘の違反行為があったとして、内部管理体制などを調査していたという。SBIホールディングスは、金融庁の許可を得て、投資家に未償還の元本を償還する方針で、ソーシャルレンディング業務からの撤退も検討しているという。

すかいらーく<3197>:1565円(-37円)

大幅続落。21日の取引終了後に新株式発行並びに株式売出しを発表。公募増資による2706万5300株のほか、オーバーアロットメントによる株式売出し及びこれに伴う第3者割当増資で293万4700株、を実施し、約447億円を調達する。資金の使途は、工場やIT投資、新規出店などの設備資金のほか、2月12日に締結した短期借入金の返済を目的としている。発行価格決定日は5月31日から6月3日。なお、5月21日時点の発行済み株式総数に対する希薄化率は15.1%となる。将来的な需給悪化や一株当たり価値の希薄化を警戒し、売りが優勢の展開となっている。

サイバリンクス<3683>:1728円(+9円)

続伸。21日取引終了後に、20万株(発行済み株数の1.9%)を上限とした自社株買いの実施を発表した。取得価額は3億円。取得期間は5月24日から9月30日までで、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策遂行及び資本効率の向上を目的としている。需給の引き締まりを好感した動きが先行しているもようだ。ただ、株価は一時5%高となったが、その後は上げ幅を縮小している。

ランシステム<3326>:498円 カ

ストップ高買い気配。AOKIホールディングス<8214>のグループ会社が運営する店舗にランシステムが開発する無人化システムを導入し、連携を強化すると発表している。同システムは、自動入退場システムや自動入会システムで店内オペレーションをセルフ化し、効率的な店舗運営を促進するソリューション。また、第三者割当増資で31万株を発行する。調達資金の約1.39億円は借入金の返済などに充てる。

アルバイトタイ<2341>:177円(+39円)

年初来高値。従来未定としていた22年2月期の営業損益予想を0.30億円の黒字(前期実績5.45億円の赤字)と発表している。求人広告メディアの増加に加え、サブスプリクション型課金モデルで採用管理システムを顧客に提供する「ワガシャ de DOMO」の拡販などを織り込んだ。黒字転換見通しを受けて年間配当予想は3.00円(前期実績は無配)とし、復配する。

イーエムネットJ<7036>:2977円(+500円)

ストップ高。ソフトバンク<9434>と資本業務提携すると発表している。ソフトバンクが1株につき2257円(前営業日終値2477円)で株式公開買い付け(TOB)を実施する。TOB期間は24日から6月21日まで。上場は維持する方針だが、TOBの結果次第では上場廃止になる可能性がある。業務提携では、インターネット広告を活用した法人顧客への戦略的提案のほか、広告効果の分析から運用や改善に至るサービスを両社協業で提供する。

《ST》

提供:フィスコ

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