東京株式(前引け)=続落、朝高後に値を消す展開に
1日前引けの日経平均株価は前営業日比166円11銭安の2万8693円97銭と続落。前場の東証1部の売買高は4億3364万株、売買代金概算は9746億円。値上がり銘柄数は968、対して値下がり銘柄数は1082、変わらずは139銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場がメモリアルデーの祝日に伴い休場であったことから、手掛かり材料に事欠くなか方向感の定まりにくい地合いとなった。朝方は主力株中心に買い優勢で始まったものの、すぐに値を消し前日終値近辺まで水準を切り下げた。その後、先物を絡め再び買い直されたものの続かず、前場後半から売りに押され下値模索の展開となった。業種別では鉄鋼や医薬品株が軟調な一方、自動車株などに買いが入っている。全体売買代金は1兆円を下回るなど低調だった。
個別では売買代金トップのソフトバンクグループ<9984>が軟調、ファーストリテイリング<9983>も売りに押された。武田薬品工業<4502>が冴えず、ファーマフーズ<2929>が大幅安。日本製鉄<5401>、花王<4452>なども値を下げた。菱洋エレクトロ<8068>の下げも目立った。半面、レーザーテック<6920>は連日の上場来高値更新、SUMCO<3436>も買い優勢。村田製作所<6981>も堅調な値動き。インフォコム<4348>が急騰した。ペッパーフードサービス<3053>が値を飛ばし、大豊工業<6470>も急伸。このほかピジョン<7956>が活況高となった。