エアトリは反落、21年9月期営業利益予想を上方修正も材料出尽くし感
エアトリ<6191>は反落している。5月31日の取引終了後、21年9月期の連結業績予想について、営業利益を13億円から26億円(前期89億9400万円の赤字)へ、最終利益を7億4100万円から16億7200万円(同86億9200万円の赤字)へ上方修正したが、目先の材料出尽くし感から売りが優勢となっているようだ。
連結子会社であるナショナル流通産業が全株式の譲渡に伴い連結範囲から除外されるため、売上高は243億円から190億円(前期比10.6%減)へ下方修正したが、エアトリ旅行事業の国内領域が安定的に推移していたほか、エアトリ旅行事業以外の訪日旅行事業、Wi-Fiレンタル事業、ITオフショア開発事業、ライフイノベーション事業、ヘルスケア事業、投資事業の各事業がいずれも好調に推移したことが要因。また、これまで取り組んできた各種施策を通じたグループ内の事業ポートフォリオの分散や再構築で収益基盤が安定的に強化されていることや、前期から取り組んでいるグループコストの削減の成果が出ていることが要因としている。