マザーズ先物見通し:小動き、限月交代で75日線の攻防が争点

市況
2021年6月11日 8時20分

本日のマザーズ先物は小動きが予想される。10日の米国市場は、朝方発表された5月CPIは市場予想を上回ったものの、FRBが金融緩和の縮小を急ぐほどではないと受け止められ、買いの安心感が広がった。週次新規失業保険申請件数も市場予想は上回ったものの、前週より減少し、労働市場の回復が続いていることが確認された。足元で売られていた景気敏感株が買い戻され、長期金利の低下はハイテク株など、PERの高い銘柄への買いを誘った。ダウは引けにかけて上げ幅を縮小し小幅高、ナスダックは終日堅調に推移した。本日のマザーズ先物は、米ナスダックが上昇したもののナイトセッションが小幅高にとどまった流れを受けて、小動きでのスタートが予想される。国内では、時価総額中位のアクシージア<4936>が上方修正を発表しており、インバウンド関連銘柄を下支えすることが期待される。また、テンポスHD<2751>の発表した2022年4月期業績予想が好業績であることも相場に寄与しそうだ。日足チャートではSQによる限月交代で75日線を下回っており、5日線を維持し、75日線を超えられるかが争点となりそうだ。本日の上値のメドは1200.0pt、下値のメドは1122.0ptとする。

《FA》

提供:フィスコ

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