株価指数先物【引け後コメント】 NT倍率は先物中心限月で一時14.88倍まで上昇

市況
2021年6月11日 18時01分

大阪9月限

日経225先物 28880 -40 (-0.13%)

TOPIX先物  1948.5 -3.0 (-0.15%)

日経225先物(9月限)は前日比40円安の2万8880円で取引を終了。寄り付きは2万8940円と、シカゴ先物清算値(2万8940円)にサヤ寄せする形で始まった。寄り付き後に軟化し、2万8780円まで下落幅を広げる場面が見られたものの、売り一巡後に再び切り返すと、前場半ばには一時2万9050円まで上昇。ただし、75日移動平均線が引き続き心理的な上値抵抗となり、前引けにかけて軟化。後場は2万8860円~2万8960円辺りでの狭いレンジ推移が続いた。

日経平均株価が2万9000円を回復して始まったこともあり、買い越しと見られていたSQに絡んだ売買については、結果として日経225型、TOPIX型いずれも、小幅に売り越しと観測されている。SQ値は概算で2万9046円40銭であり、日経平均はSQ値をクリアする場面が見られたものの、さらに上値を追う動きにはならず。また、本来はメジャーSQで商いが膨らみやすいところだが、東証1部の売買高は12億2100万株にとどまるなど、依然として薄商いの状況が継続。

NT倍率は先物中心限月で一時14.88倍まで上昇しており、上値抵抗線の25日線を捉えている。米長期金利の低下を背景に、米国ではグロース株を見直す動きを見せてきていることから、NTロングの流れが強まるかが来週以降の注目ポイントであろう。

手口面では、日経225先物は三菱UFJが490枚、クレディスイスが290枚程度の売り越しに対して、UBSが390枚、JPモルガンが190枚、ドイツが190枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はJPモルガンが1980枚、クレディスイスが910枚、ゴールドマンが580枚、バークレイズが500枚程度の売り越しに対して、BNPパリバが1290枚、ソジェンが1030枚、ABNアムロ830枚程度の買い越しだった。

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