日経平均は続伸、米ハイテク株高受け1カ月ぶり高値/相場概況

市況
2021年6月15日 15時56分

日経平均は続伸。14日の米国市場でNYダウは3日ぶりに反落し、85ドル安となった。15~16日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)を前に持ち高調整の売りが出た。一方、長期金利の安定推移を受けてハイテク株比率の高いナスダック総合指数は0.7%の上昇となり、およそ1か月半ぶりに過去最高値を更新。本日の東京市場でも米ハイテク株高を受けて投資家心理が上向き、日経平均は94円高からスタートすると、引けにかけて29480.85円(前日比319.05円高)まで上昇する場面があった。

大引けの日経平均は前日比279.50円高の29441.30円となった。終値としては5月10日以来の高値水準。東証1部の売買高は9億7279万株、売買代金は2兆3725億円だった。業種別では、医薬品、金属製品、精密機器が上昇率上位だった。一方、空運業、証券、鉄鋼が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の56%、対して値下がり銘柄は38%となった。

個別では、売買代金トップのエーザイ<4523>が6%を超える上昇。レーザーテック<6920>は3%の上昇となり、トヨタ自<7203>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>も堅調。トヨタ自は初めて1万円の大台に乗せた。前日ストップ高の三井ハイテク<6966>が商いを伴って大幅続伸。決算が好感されたLink-U<4446>やMSOL<7033>、一部証券会社の投資判断引き上げが観測されたくら寿司<2695>は急伸した。また、フォーカス<4662>はリリースが材料視されて買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、JAL<9201>やANA<9202>の軟調ぶりが目立った。経済活動再開への期待から上昇してきた銘柄に利益確定売りが出たようだ。ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、ルネサス<6723>は小安い。また、業績下方修正のパーク24<4666>などが東証1部下落率上位に顔を出した。

《HK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.