17日の株式相場見通し=米株安も強弱観対立し底堅い動きに

市況
2021年6月17日 8時01分

17日の東京株式市場は、強弱観対立のなかも底堅い動きとなることが予想される。前日の米国株市場で主要株指数が総じて軟調だったことで風向きは悪いものの、5月末からのもみ合いで売り物がこなれていることから、下値に対する抵抗力が発揮されやすい。注目されたFOMCでは、テーパリングが大方の予想を上回るペースで進展するとの見方が広がったほか、ドットチャートでは2023年中に利上げを見込むメンバーが過半を占めた。これを受けて米国株市場ではNYダウが一時400ドル近い下げをみせるなど大きく売り優勢に傾いた。ただ、パウエルFRB議長は会合後の記者会見で経済先行きに不透明感は残るとして、23年の利上げ見通しについては決定でも計画でもないということを強調し全体相場は下げ渋った。外国為替市場で急速にドル買い・円売りの動きが進んでおり、足もと1ドル=110円台後半で推移していることは自動車株など為替感応度の高いセクターにはポジティブ材料となる。

16日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比265ドル66セント安の3万4033ドル67セントと3日続落。ナスダック総合株価指数は同33.173ポイント安の1万4039.684だった。

日程面では、日銀の金融政策決定会合が18日までの日程で行われる。また、5月の首都圏・近畿圏の新規マンション販売の発表も予定されている。海外では6月の米フィラデルフィア連銀製造業景況感指数、5月の米景気先行指標総合指数総合指数など。

出所:MINKABU PRESS

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