タムラが続急騰、酸化ガリウムパワー半導体の先駆として脚光

材料
2021年6月17日 9時30分

タムラ製作所<6768>は続急騰、前日に値幅制限いっぱいに買われ大引けに買い物を残す人気となったが、きょうも勢いは衰えず、大量の買い注文に気配値のまま水準を切り上げる展開となっている。酸化ガリウムパワー半導体の開発に早くから取り組み業界を先駆しており、同社の技術を切り出して設立したベンチャー企業ノベルクリスタルテクノロジーが同分野の研究開発を推進している。このノベルクリスタルテクノロジーが酸化ガリウムの100ミリウエハーの量産に世界で初めて成功したことが伝わったことが、投資マネーの食指を動かした。

次世代パワー半導体では、電力損失を大幅低減できるSiC(炭化ケイ素)やGaN(窒化ガリウム)を使ったものが既に実用化されているが、最近では第3の次世代半導体として更に高性能かつ基板コストの低い酸化ガリウム製の半導体が注目されている。酸化ガリウム半導体は、従来のシリコン製に比べ消失電力をおよそ1000分の1まで縮小できる強みを持ち、価格も安く抑えられることで今後、再生可能エネルギーや電気自動車(EV)など脱炭素分野で急速な普及が見込まれている。その関連最右翼として同社株にスポットが当たった格好だ。

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2021年06月17日 13時35分

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.