東京株式(前引け)=大幅続落、FOMCの結果受け先物主導の下げ
17日前引けの日経平均株価は前営業日比384円26銭安の2万8906円75銭と大幅続落。前場の東証1部の売買高概算は5億3107万株、売買代金概算は1兆1837億円。値上がり銘柄数は646、対して値下がり銘柄数は1407、変わらずは125銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、前日の米株安を受けて売りに押される展開を強いられた。FOMCでは量的緩和縮小が早まるとの見方が強まり、市場心理を冷やす形となった。寄り付きの日経平均の下げ幅は大きくなかったが、その後は急速に値を崩し2万9000円近辺でのもみ合いとなり、前場後半は更に下放れる格好に。先物が主導する形で下げ幅は一時400円を超える場面があった。ただ、値下がり銘柄数は1400あまりで全体の約65%を占めているが、上昇する銘柄も全体の3割近くに達している。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が軟調、ファーストリテイリング<9983>も下落した。ソニーグループ<6758>も安い。東京エレクトロン<8035>、村田製作所<6981>なども売られた。フォーカスシステムズ<4662>が大きく利食われ、マネーフォワード<3994>も大幅安。半面、任天堂<7974>がしっかり、レーザーテック<6920>も頑強。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが堅調。トレックス・セミコンダクター<6616>、日立物流<9086>などが値を飛ばした。