アークランドが大幅反発、固定資産売却益計上で22年2月期最終利益予想を上方修正
アークランドサカモト<9842>が大幅反発している。21日の取引終了後、22年2月期連結業績予想について、純利益を105億円から172億円へ上方修正しており、これが好感されている。子会社ビバホームが千葉県習志野市に所有するスーパービバホーム新習志野店の土地及び建物を譲渡するのに伴い、第2四半期において固定資産売却益約100億円を特別利益として計上する見込みであることが要因としている。なお、決算期変更に伴い前期との比較はなく、売上高3650億円、営業利益205億円は従来予想を据え置いている。
同時に発表した第1四半期(2月21日~5月20日)決算は、売上高782億4800万円(前年同期比2.5倍)、営業利益45億4000万円(同14.3%増)、純利益25億7600万円(同10.9%増)だった。前期の巣ごもり消費の反動減で既存店売上高は同4.4%減となったものの、20年11月にビバホームを子会社化したことや、とんかつ専門店「かつや」などを展開する外食事業が好調に推移した。