INPEXなど石油関連株が高い、イラン産原油の供給増懸念の後退でWTI価格上昇
石油関連株が高い。INPEX<1605>や石油資源開発<1662>、それにENEOSホールディングス<5020>や出光興産<5019>などが値を上げている。21日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の7月限が前週末比2.02ドル高の1バレル=73.66ドルと上昇した。一時73.96ドルと18年10月以来、2年8カ月ぶりの水準に上昇した。イラン大統領選で保守派のライシ師が当選したことで、核合意を巡る米国との交渉が難航するとの観測が浮上。イラン産原油の輸出早期再開の観測は後退し、供給増には至らないとの見方が強まったことが原油相場には上昇要因となった。
最終更新日:2021年06月22日 11時25分