日経レバが断トツの売買代金で急反発、日経Dインバは前日の上昇分吐き出す
NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>は大商いで急反発に転じている。売買代金は既に1000億円を超え、東証1部上場企業で首位のトヨタ自動車<7203>の2倍以上の水準をこなしている。日経平均株価に連動するETFで変動率は2倍に基本設定されており、全体相場のボラティリティが高い前日やきょうのような地合いでは、個人投資家など短期資金の売買が活発化する。日経レバは一時910円高の15780円まで上値を伸ばした。一方、日経平均とは逆方向に連動し、変動率がマイナス2倍に設定されているNEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信<1357>も日経レバほどではないが活発な商いをこなしており、こちらは27円安の414円と、前日の上昇分を吐き出す下げとなっている。
米国の早期利上げ懸念に全体相場は振り回されているが、きょうのところは日経平均は先物を絡めリバウンド狙いの買いに厚みが加わり戻り足が軽い。終値で前日の下げ幅953円を取り戻せるかに注目が集まっている。