22日の中国本土市場概況:上海総合0.8%高で続伸、石油株が相場けん引

市況
2021年6月22日 16時51分

22日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比28.23ポイント(0.80%)高の3557.41ポイントと続伸した(上海A株指数は0.80%高の3728.84ポイント)。

内外環境の改善で買われる流れ。中国10年債利回りの上昇一服が引き続き手がかりになったほか、昨夜の米株高や原油上昇も好感された。WTI原油先物は2.8%高と続伸し、一時、2018年10月以来の高値を付けている。(亜州リサーチ編集部)

エネルギー関連株が上げを主導した。石油グループ大手の中国石油天然気(601857/SH)が5.3%高、石油・化学大手の中国石油化工(600028/SH)と海洋油田掘削サービス大手の中海油田服務(601808/SH)がそろって3.3%高で引けている。中国石油天然気は約1年5カ月ぶりの高値水準を回復した。

自動車株も高い。広州汽車集団(601238/SH)が6.2%、上海汽車集団(600104/SH)が4.0%ずつ上昇した。医薬品株、素材株、海運株、銀行・保険株、公益株、農業関連株なども買われている。

半面、不動産株はさえない。格力地産(600185/SH)が2.9%、上海金橋輸出加工区開発(600639/SH)が2.6%、保利地産(600048/SH)が1.8%ずつ下落した。保利地産株は約2年ぶりの安値水準に落ち込んでいる。そのほか、証券株、防衛関連株も売られた。

一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.11ポイント(0.04%)安の250.59ポイント、深センB株指数が10.60ポイント(0.91%)高の1173.86ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)

《FA》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.