★本日の【イチオシ決算】 川崎汽、インパクト、スタティアH (6月22日)
1)本日(6月22日)引け後に発表された決算・業績修正
●イチオシ決算
【川崎汽 <9107> 】 ★今期経常を一転2.2倍増益に上方修正・14期ぶり最高益更新へ
◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の450億円→2000億円(前期は894億円)に4.4倍上方修正し、一転して2.2倍増益を見込み、一気に14期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。旺盛な貨物需要や運賃市況を背景に、持ち分法適用会社オーシャン・ネットワーク・エクスプレスの業績が計画を大きく上回ることが上振れの要因。
●サプライズな決算発表・業績修正
スタティアH <3393> ★今期最終を一転黒字に上方修正
◆22年3月期の連結最終損益を従来予想の1億2000万円の赤字→5000万円の黒字(前期は1億3000万円の赤字)に上方修正。子会社スターティアレイズのクラウドストレージ事業を承継する新設会社の一部株式をChatwork <4448> [東証M]に売却することに伴い、売却益4.1億円を計上することが最終利益を押し上げる。
三協立山 <5932> ★前期経常を93%上方修正、配当も10円増額
◆21年5月期の連結経常利益を従来予想の27億円→52億円に92.6%上方修正。増益率が67.6%増→3.2倍に拡大する見通しとなった。国内の建築市場やアルミニウム形材市場、特に輸送分野や機械分野が想定以上に回復したうえ、小売業の省人化に対応する什器改装が急増したことが寄与。欧州やタイの需要回復に加え、費用抑制などが進んだことも上振れに貢献した。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の5円→15円(前の期は15円)に大幅増額修正した。
インパクト <6067> [東証M] ★非開示だった今期経常は63倍増で3期ぶり最高益更新へ
◆非開示だった21年12月期の連結経常利益は前期比63倍の14.5億円に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。HRソリューション事業はコロナワクチン接種会場への人材派遣業務の受注が拡大し、コールセンター事業やデバック事業も堅調に推移する見通し。IoTソリューション事業では小型デジタルサイネージの高付加価値商材の投入でオンライン利用料やASPサービス利用料などのストック収益が増加するほか、飲食チェーン向けタッチパネル式セルフオーダー端末の受注拡大を見込む。
■引け後発表
◆本決算:
<6905> コーセル
合計1社
※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。
株探ニュース