三協立山が続急伸、建築市場など回復し21年5月期業績は計画上振れで着地
三協立山<5932>が続急伸し年初来高値を更新した。22日の取引終了後、集計中の21年5月期連結業績について、売上高が2960億円から3010億円(前の期比4.0%減)へ、営業利益が25億円から45億円(同2.2倍)へ、純利益が1億円から16億円(前の期15億3300万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。
国内事業で建築市場やアルミニウム形材市場、特に輸送分野や機械分野の回復が想定以上にみられたことや、小売業の省人化に対応する什器改装が急増したことが要因という。また、海外事業で欧州市場やタイ市場の経済活動の回復が進んだことも貢献した。なお、5円を予定していた期末一括配当を15円に引き上げるとあわせて発表した。