フォーバル Research Memo(5):ハードウェア販売からストック型サービスへの一段の加速で増益を狙う

特集
2021年6月25日 15時35分

■今後の見通し

フォーバル<8275>の2022年3月期通期の連結業績は、売上高が前期比0.4%増の50,000百万円、営業利益が同14.6%増の3,000百万円、経常利益が同20.8%増の3,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同39.9%増の1,900百万円となり、堅調な増収と利益のV字回復を予想する。

売上高に関しては、本来なら前年のコロナ禍からの回復期にあたるために増収幅が大きくなるところだが、ハードウェア販売ビジネスからストック型ビジネスへのシフトを一段と加速するために、売上高の伸びは限定的となった。コロナ禍の影響もあり、在宅ワークやペーパレス化の促進など中小企業のデジタル化が求められており、アイコンサービスおよびその派生メニューに注力したい考えだ。前期同様にアイコンサービスの顧客数および平均単価の向上に取り組む。一方で各利益に関しては2桁の伸びを予想する。前下半期に減益要因となったフォーバルテレコムビジネスグループの電力の仕入れ条件を見直したことで値上がりリスクを回避できる見通しだ。ストック型サービスへのシフトが進めば、おのずと利益はついてくる。弊社では、コロナ禍を契機にした中小企業におけるデジタル化への危機感やアイコンサービスのメニューの充実度、過去にも営業利益30億円を超えた実績もあることから、今期の利益目標は十分達成可能であると考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

《ST》

提供:フィスコ

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