レーザーテックが1000円超の下落、外資系証券の投資判断引き下げなどが影響
レーザーテック<6920>が大幅反落、1000円を超える下げで2万円トビ台まで水準を切り下げた。半導体製造装置ではマスクブランクス検査装置でシェアを独占し、ニッチトップ企業として高い評価を受けてきたが、ここにきてPERの高さが嫌気され買いポジションを低める動きが出ているようだ。市場関係者によると「同社の成長力の高さは不変ながら、22年6月期の1株利益予想は210円前後がコンセンサスとなっており、時価換算でPERは100倍程度。23年6月期以降は分からないが、少なくとも次期の成長を織り込んだ段階でも買われ過ぎといえる水準にある。また、1日付でJPモルガン証券が同社株の投資判断をバイからニュートラルに引き下げたことも影響している」(ネット証券マーケットアナリスト)という。下値メドについては「リバウンドを交えながらも下値を切り下げ、75日移動平均線が位置する1万8000円台後半くらいまでの深押しも考えられる」(同)としている。