インプレス30%高と急騰、デジタルコンテンツとM&A戦略に思惑
インプレスホールディングス<9479>が急騰、低位株物色人気に乗り一時前日比30%を超える上昇で270円まで上値を伸ばし、全市場を通じて値上がり率トップに買われた。出版を祖業とするが、IT関連書籍の草分けで最近はデジタルメディアに軸足を移している。ECプラットフォームや電子コミックプラットフォームの開発運営に注力しており、旺盛な需要を捉えている。M&A戦略にも積極的で5月にはFMラジオ局InterFM897に出資を発表、ファンコミュニティの拡張に取り組む。22年3月期は最終利益段階で6億円(前期比13%減)と減益を予想しているが、株価面では織り込みが進み増額余地も指摘されている。きょうの急騰後の株価でもPERに換算して15倍未満と割高感はない。