トーセイが21年11月期営業利益予想及び配当予想を上方修正
トーセイ<8923>がこの日の取引終了後、21年11月期の連結業績予想について、営業利益を87億700万円から110億3600万円(前期比71.7%増)へ、純利益を52億1800万円から68億4600万円(同90.1%増)へ上方修正した。
不動産流動化事業における一部販売予定物件の販売時期を翌期以降に見直したことで、売上高は695億3500万円から616億5700万円(同3.6%減)へ下方修正したものの、不動産流動化事業で投資家向けの1棟収益不動産が想定よりも高い利益率で売却できたことで同事業の売上総利益率が大きく上振れしたことが寄与する。また、販売物件の利益率が期初予想を上回って推移していることや、ホテル事業を除くストック・フィービジネスが順調に推移していることなども寄与する。
また、業績予想の修正に伴い、29円を予定していた期末一括配当を38円(前期19円)に引き上げるとあわせて発表した。
同時に発表した第2四半期累計(20年12月~21年5月)決算は、売上高409億3200万円(前年同期比9.1%減)、営業利益92億3200万円(同4.3倍)、純利益61億2000万円(同5.3倍)だった。