株価指数先物【昼のコメント】 日経225先物は狭いレンジ内で荒い値動き、短期売買が交錯
日経225先物は11時30分時点、前日比130円高の2万8700円(+0.45%)前後で推移。寄り付きは2万8650円と時間外のシカゴ先物(2万8615円)を上回って始まった。その後、2万8710円まで上昇した直後に一転して2万8560円まで軟化する荒い値動きに。ただし、ナイトセッションでつけた安値を割り込まなかったこともあり、前場半ば以降はショートカバーが優勢となり、一時2万8740円まで上昇幅を広げている。
市場参加者が限られるなか、水準としては2万8550円~2万8750円辺りでのレンジ推移であるが、このレンジ内で荒い値動きを見せている。指数インパクトの大きいソフトバンクグループ<9984>とファーストリテイリング<9983>が反発しているほか、日経225先物はボトム水準までの調整を経て、リバウンドが意識されやすいタイミングではある。一方で、5日移動平均線水準では売り仕掛け的な動きも見られており、短期のヘッジファンドなどによる売買が交錯しているようだ。なお、NT倍率は先物中心限月で14.67倍と直近のボトム水準での攻防。スプレッドの方向性は出ていないことからも、短期的な売買が中心であることが窺える。
株探ニュース