アークスが6日続落、販管費増など響き第1四半期営業利益27%減
アークス<9948>が6日続落している。5日の取引終了後に発表した第1四半期(3~5月)連結決算が、売上高1426億1500万円(前年同期比1.5%増)、営業利益42億5600万円(同27.2%減)、純利益28億8300万円(同32.2%減)と大幅減益となったことが嫌気されている。
4月にオータニがグループ入りしたことが寄与し、売上高は伸長したものの、スーパーマーケット事業の既存店売上高が、「巣ごもり消費」の急拡大により販売が好調に推移した前年の反動もあり、前年同期比4.5%減となったことや、前年は折り込みチラシやポイントサービスなどを自粛し、販促費をはじめとする販管費が大きく抑えられていたが、今期は例年並みの水準に戻ったことが減益につながった。
なお、22年2月期通期業績予想は、売上高5720億円(前期比2.7%増)、営業利益162億円(同8.7%減)、純利益111億円(同14.4%減)の従来見通しを据え置いている。