本日注目すべき【好決算】銘柄 キヤノン、ワッツ、ザイン (19日大引け後 発表分)
19日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
キヤノン <7751> ★今期税引き前を41%上方修正
◆21年12月期の連結税引き前利益を従来予想の2110億円→2980億円に41.2%上方修正。増益率が62.0%増→2.3倍に拡大する見通しとなった。今期業績の上方修正は4月に続き、2回目。テレワークやオンライン学習の広がりを背景に、インクジェットプリンターが伸びるほか、フルサイズミラーレスカメラや交換レンズの好調な販売が続く。メディカル部門や半導体露光装置などの引き合いも強い。また、ワクチン普及によるオフィス向けプリント需要の回復を見込む。
ワッツ <2735> ★今期配当を7円増額修正
◆21年8月期の期末一括配当を従来計画の15円→22円(前期は15円)に大幅増額修正した。好調な業績を踏まえ、株主への利益還元を増やす。
ザイン <6769> [JQ] ★上期経常を一転黒字に上方修正
◆21年12月期上期(1-6月)の連結経常損益を従来予想の4500万円の赤字→2億6900万円の黒字(前年同期は2億2500万円の赤字)に上方修正した。AIOT事業の売上高が計画を下回る一方、利益率の高いLSI事業で国内と中国向け製品出荷が急速に回復したことが寄与。コスト削減に加え、円安進行による為替差益の発生なども上振れに貢献する。
株探ニュース