「グローバルニッチ」が10位、“ポスト・レーザーテック候補”をロックオン<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で「グローバルニッチ」が10位にランクインしている。
20日の東京株式市場は世界株安の流れのなかで下値模索の動きが続き、日経平均は2万7000円台前半まで売り込まれる展開となった。ただ、下値に大きく突っ込んだ場面では銘柄によっては押し目買いの動きが観測されている。物色対象の条件としては足もとの業績拡大が顕著な銘柄や、中期成長を支える高シェア商品を有する企業が有力候補となる。
きょうは、マスクブランクス検査装置でグローバルニッチ企業の象徴的存在となったレーザーテック<6920>が、全体下げ相場が続くなか、一時1200円近い上昇で2万2000円台に派手な切り返しを演じマーケットの耳目を集めた。
ニッチトップ企業の持つ成長ドライバーは足もとの業績数字以上に株価評価の礎となるケースも多い。現在は、新型コロナウイルスの感染再拡大を背景に経済活動抑制の動きが世界的に広がっているが、そういった逆風局面でも、圧倒的な商品競争力を持つ企業は国際的に有利な環境で商機を捉えることができる。日本ではポスト・レーザーテックを狙うテンバガー候補が軒を連ねており、地合い悪の局面で意中の銘柄の押し目を拾いにいくのも有効な投資戦略といえる。
注目される銘柄としては、ポスト・レーザーテックの最右翼とも目される日本電子<6951>や、ジェイテックコーポレーション<3446>、シグマ光機<7713>、QDレーザ<6613>といったレーザー関連株や、EV用電池材料に絡むニッポン高度紙工業<3891>、第一稀元素化学工業<4082>、大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>などが有力。また、放電加工機のソディック<6143>、超硬ドリルのユニオンツール<6278>、油圧式杭圧入引抜機の技研製作所<6289>、医療用ワイヤの朝日インテック<7747>なども合わせてマークしておきたい。