10万円以下で買える、大幅増益&低PBR 25社【東証1部】編 <割安株特集>

特集
2021年7月23日 19時30分

少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。

東証1部上場企業では674社が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は今期の経常利益が前期比50%以上の大幅増益を見込み、割安を見分ける基準となるPBR(株価純資産倍率)が1倍以下の小型株に注目してみた。

下表は東証1部上場銘柄(銀行を除く)を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額50億円以上300億円未満、(3)今期経常利益が前期比50%以上増益、(4)実績PBRが0.8倍以下――を条件に投資妙味が高まる25社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは21日現在)

なお、7月24日(土)19時30分に「10万円以下で買える、大幅増益&低PBR【2部・新興】編」を配信する予定です。ご期待下さい。

最低投資  ┌ 経常利益┐  実績

コード 銘柄       金額 増益率  今期   PBR

<4615> 神東塗     19600   140   400  0.35

<9930> 北沢産     24900   252   345  0.51

<7727> オーバル    28200   376   195  0.50

<7908> KIMOTO  29800  82.9   960  0.78

<7247> ミクニ     31200   269  2200  0.38

<4531> 有機薬     36500  87.5   330  0.73

<1827> ナカノフドー  41300  81.5  3300  0.40

<6742> 京三      41500   140  4000  0.70

<5942> フイルコン   50500  70.9   950  0.53

<9358> 宇徳      51600   197  2000  0.65

<5976> ネツレン    56100  89.8  2800  0.40

<5957> 日東精     58100  83.4  2600  0.78

<7245> 大同メ     59000   266  3200  0.49

<4228> 積化成     60500  63.6  3200  0.39

<7885> タカノ     66900   240   500  0.35

<7537> 丸文      67200  8991  3000  0.44

<6167> 冨士ダイス   67500   103   610  0.71

<7291> 日本プラスト  68000   128  3800  0.40

<7212> エフテック   77200  55.3  3700  0.36

<1384> ホクリヨウ   81300  77.4   401  0.76

<4410> ハリマ化成G  89000   129  2500  0.65

<9622> スペース    91500  58.8  2200  0.80

<6794> フォスター   91600   357  1000  0.40

<5185> フコク     94700   144  3500  0.52

<7561> ハークスレイ  98500  64.5  1500  0.43

※単位は最低投資金額が円、増益率が%、経常利益が百万円、実績PBRが倍。

※今期最終赤字、無配の企業は除いた。

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