話題株ピックアップ【夕刊】(2):チェンジ、パーク24、富士フイルム

注目
2021年7月26日 15時16分

■ソフトクリエ <3371>  2,930円  +78 円 (+2.7%)  本日終値

ソフトクリエイトホールディングス<3371>が大幅高で3日続伸し、年初来高値を更新した。21日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表。上限を15万株(発行済み株数の1.15%)、または5億円としており、取得期間は7月26日から9月30日まで。株主還元水準の向上を図るとともに、経営環境の変化に応じて機動的な資本政策を遂行するためという。

■エムティーアイ <9438>  715円  +19 円 (+2.7%)  本日終値

エムティーアイ<9438>が反発。午前11時ごろ、日本オラクル<4716>が提供するクラウド型ERPである「Oracle Fusion Cloud ERP」と連携した領収書読み取りアプリ「FEEDER+(フィーダープラス)」の販売を開始すると発表。「FEEDER+」は、90%以上の精度の識字率を誇るAI-OCRを用いた高精度な画像認識を活用し、領収書の画像をアップロードすると自動的に経費精算レポートを作成するサービス。作成されたレポートはOracle Fusion Cloud ERPと自動連携されるため、アプリ一つで申請から承認まで一貫した効率的な経費処理を実現し、経費精算における業務効率化をサポートするという。また、電車やバスの乗換案内や交通系ICカードとも連携することで経費精算時の入力の手間を省くとしている。

■チェンジ <3962>  2,697円  +63 円 (+2.4%)  本日終値

チェンジ<3962>は大幅反発。21日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表。上限を62万2800株(発行済み株数の0.85%)、または20億円としており、取得期間は8月16日から9月30日まで。株主還元の拡充並びに今後の自己株式を利用したM&A・アライアンスなど機動的な投資戦略及び資本政策を遂行するためとしている。

■パーク24 <4666>  2,025円  +47 円 (+2.4%)  本日終値

パーク24<4666>が続伸。開催中の東京オリンピックで、同社所属の選手が相次いでメダルを獲得したことからご祝儀的な買いが入ったようだ。24日に柔道男子60キログラム級の高藤直寿選手、25日に同66キログラム級の阿部一二三選手が金メダルを獲得したほか、24日には柔道女子48キログラム級の渡名喜風南選手が銀メダルを獲得した。また、阿部一二三選手と25日に柔道女子52キログラム級で金メダルを獲得した阿部詩選手の兄妹は味の素<2802>がサポート契約を結んでいるが、同社株も3日続伸となった。

■野村不HD <3231>  2,748円  +63 円 (+2.4%)  本日終値

野村不動産ホールディングス<3231>が続伸。同社が21日取引終了後に発表した21年4~6月期決算は営業利益が前年同期比70%増の304億9300万円と大幅な伸びを達成、これがポジティブサプライズとなり投資資金を呼び込んだ。都市開発部門で物件の売却が進捗したことが収益を押し上げた。株価指標面ではPER10倍弱、PBR0.8倍前後と割安感が強く、目先調整一巡で値ごろ感からの買いを誘っている。

■富士フイルム <4901>  8,059円  +175 円 (+2.2%)  本日終値

富士フイルムホールディングス<4901>が3日続伸。8000円台を回復した後、25日移動平均線近辺で目先筋の売り物を吸収している。写真主体から多角化を推進し、特に再生医療など医薬・医療機器分野での活躍が目立つ。新型コロナウイルスの感染が再拡大していることが懸念されているなか、同社は専用の検査装置が不要なハンディタイプの新型コロナ抗原検査キットを今週27日から発売する予定にあり、株価の刺激材料となっている。また、22年3月期は営業利益段階で前期比9%増の1800億円を計画するが、保守的との見方が強く、上振れの公算がマーケットで意識されている。

■INPEX <1605>  766円  +16 円 (+2.1%)  本日終値

INPEX<1605>、石油資源開発<1662>などの資源開発関連株やENEOSホールディングス<5020>、コスモエネルギーホールディングス<5021>など石油関連株が一斉高の様相となった。原油市況はここ再び上げ足を強めている。WTI原油先物価格は前週末まで4日続伸し1バレル72ドル台を回復。今月19日に5ドル39セント安と急落したものの、その後はアフターコロナを見込んだ原油需要回復の思惑を背景に戻り歩調を強めている。これを背景に原油価格と株価連動性の高いセクターに買いを誘導している。

■ソラスト <6197>  1,339円  +27 円 (+2.1%)  本日終値

ソラスト<6197>は反発。21日の取引終了後に発表した6月度の介護サービス利用状況で、訪問介護利用者数が前年同月比88.3%増、デイサービスが同6.5%増と増加基調を維持していることが好感された。また、施設系サービスは入居者数が3862人(同11.4%増)となったほか、入居率も92.9%と引き続き高水準で推移している。

■レノバ <9519>  5,020円  +100 円 (+2.0%)  本日終値

レノバ<9519>が続伸。経済産業省は21日、新しいエネルギー基本計画の原案を発表し、30年度に再生可能エネルギーの比率を36~38%(現行の30年度計画は22~24%)に引き上げ、主力電源化することを明らかにした。再生可能エネの太陽光や風力発電を手掛ける同社には強力な追い風になることが期待されている。また、同社は21日に苅田バイオマスエナジー(福岡県京都郡)の株式の追加取得を行い子会社化することも発表している。

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