伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 8月1日版
日経平均は目先の方向で年末の値位置が見えてくる
1. NYダウの8月は月初から下げる
NYダウの8月は、1990年から2020年の期間で月足の陽線引けする確率が52%となっていています。8月はあまり方向感のない月です。
ただ、月足が陰線引けする展開になる場合だけ、はっきりとした特徴がみられます。それは月初に月間の最高値をつけて、すぐに下降を開始し、月末まで下げの流れを継続するパターンになっているということです。
前述した計測期間で月足が陰線引けしている年は、1992年、1995年、1997年、1998年、2001年、2002年、2005年、2010年、2011年、2013年、2015年、2016年、2017年、2019年の14回あります。
月の最高値をつけた日(カッコ内が営業日)は、順番に「3日(1)、2日(2)、7日(5)、3日(1)、2日(2)、22日(16)、10日(8)、9日(6)、1日(1)、2日(2)、3日(1)、15日(11)、8日(6)、1日(1)」となっています。
14年中8回が1~2営業日で8月の最高値をつけて下降を開始しています。これらの年は月末まではっきりとした下げの流れを作っています。
14回の中で最高値が5営業日目以上となった年は、以下のような展開となっています。
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