山パンが大幅反発、菓子パン売り上げ回復で上期営業利益は予想上回り24%増で着地
山崎製パン<2212>が大幅反発している。3日の取引終了後に発表した第2四半期累計(1~6月)連結決算が、売上高5122億1000万円(前年同期比0.9%増)、営業利益122億2300万円(同23.9%増)、純利益72億3700万円(同47.7%増)となり、従来予想の営業利益108億円を上回って着地したことが好感されている。
新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言など受けて、コンビニエンスストアやベーカリーなどの小売業で営業時間の短縮などによる来店客数の減少などの影響はあったものの、第2四半期以降、菓子パン部門の売り上げが回復していることや子会社の業績が好調に推移したことが寄与した。また、光熱費などの減少や助成金の計上なども貢献した。
なお、21年12月期通期業績予想は、売上高1兆370億円(前期比2.2%増)、営業利益215億円(同23.3%増)、純利益101億円(同45.2%増)の従来見通しを据え置いている。