概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は続伸、好調な米企業決算や米株高が好感

市況
2021年8月4日 9時55分

【ブラジル】ボベスパ指数 123576.56 +0.87%

3日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1060.82ポイント高(+0.87%)の123576.56で取引を終了した。120807.00から123765.1まで上昇した。

前半は弱含み展開を示したが、後半は徐々に買い戻された。好調な米企業決算や米株高が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。一方、指数の上値は重い。弱い経済指標が足かせとなった。6月の鉱工業生産は前年同月比で12.0%となり、前月の24.0%と予想の12.5%を下回った。また、利上げ懸念も指数の足かせとなった。

【ロシア】MICEX指数 3793.69 +0.15%

3日のロシア株式市場は小幅続伸。主要指標のMOEX指数は前日比5.59ポイント高(+0.15%)の3793.69で取引を終了した。3771.80から3797.30まで上昇した。

後半はマイナス圏に転落したが、引け間際に再び買い戻された。米株高が好感され、引け間際に買いが再び広がった。一方、指数の上値は重い。原油価格の下落が指数の上値を抑えた。また、世界的に新型コロナウイルス変異株の流行が引き続き警戒された。

【インド】SENSEX指数 53823.36 +1.65%

3日のインドSENSEX指数は続伸。前日比872.73ポイント高(+1.65%)の53823.36、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同245.60ポイント高(+1.55%)の16130.75で取引を終えた。

高く寄り付いた後は上げ幅をじりじりと拡大させた。経済指標の改善が好感された。7月の輸出額は前年同月比48%増の350億米ドル(約3兆8227億円)に拡大した。7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月の48.1から55.3まで上昇し、3カ月ぶりの高水準を記録。このほか、7月の日用品や食料品の売上高は大幅に回復したと報告された。

【中国本土】上海総合指数 3447.99 -0.47%

3日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比16.29ポイント安(-0.47%)の3447.99ポイントと反落した。

新型コロナウイルス変異種(デルタ株)感染拡大が不安視される流れ。中国の市中感染は、2日までに15省26都市に及んだ。北京市など31省(直轄市・自治区)で不要不急の省外移動が禁じられた。また、コロナ流行の最初の発端になったとされる湖北省武漢市でも2日、約1年ぶりに感染者が確認された。同地区は感染初期に大規模なロックダウン(都市封鎖)を余儀なくされた経験もあり、一部の市民が日用品や食料品の買い占めに殺到したという。もっとも、大きく売り込む動きはみられない。経済回復ペース鈍化の懸念が強まる中、当局が景気対策を強めるとの期待も広がっている。上海総合指数はプラス圏で推移する場面もみられた。

《CS》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.