日鍛バルブは続急騰で新高値、超割安でEV時代を視野に入れた中期戦略も評価へ
日鍛バルブ<6493>が続急騰で7月26日につけた高値342円を上回り年初来高値に買われた。前日に続き全体相場は冴えないものの、我が道を行く展開で一時7.5%高の357円まで駆け上がる場面があった。自動車用バルブ大手で独立系ながらホンダ<7267>との取引関係が厚い。株価は直近2営業日で18%を超える上昇を示しているが、依然としてPER6倍台、PBR0.4倍台と割安感が際立っている。22年3月期営業利益は31億5000万円(前期実績1800万円)と急拡大予想にあるが、中期的にも脱炭素を強く意識した経営を進め、環境対応の船舶用部品や電気自動車(EV)シフトの動きに合わせ中期戦略を策定、2030年度に営業利益100億円、営業利益率10%を目指している。