アルプス技研---2Qも増収、アウトソーシングサービス事業・グローバル事業ともに売上高増
アルプス技研<4641>は10日、2021年12月期第2四半期(21年1月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比7.4%増の187.70億円、営業利益が同3.0%減の17.32億円、経常利益が同8.2%増の23.14億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同8.8%増の15.52億円となった。
アウトソーシングサービス事業の売上高は前年同期比7.5%増の183.11億円、営業利益は同3.0%減の16.75億円となった。技術者派遣を中心に、技術プロジェクトの受託、事務派遣、職業紹介等も行っている。優秀な人材の確保、契約単価の改善を柱とした、採用及び営業施策に注力した結果、稼働率は高水準を維持し、稼働人数、稼働工数ともに上昇した。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、一部技術者に対して製造研修を実施したことにより、契約単価は僅かに減少した。
グローバル事業の売上高は前年同期比1.9%増の4.59億円、営業利益は同2.8%減の0.55億円となった。海外におけるプラント設備、機械・設備機器等の据付及びメンテナンス並びに人材サービスを行っている。人材サービスは堅調に推移したが、一部工程案件の検収が延期され、増収減益となった。
2021年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比11.9%増の400.00億円、営業利益が同9.9%増の40.00億円、経常利益が同4.3%減の44.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.1%増の30.60億円とする期初計画を据え置いている。
《EY》