概況からBRICsを知ろう ブラジル株式市場は強含み、経済見通しは不透明だが一部押し目買いが観測

市況
2021年8月16日 10時39分

【ブラジル】ボベスパ指数 121193.00 +0.41%

13日のブラジル株式市場は強含み。主要株価指数のボベスパ指数は、前営業日比492.80ポイント高(+0.41%)の121193.00で引けた。ボべスパ指数の84の構成銘柄では42が上昇、42が下落、変わらずは0で売買拮抗。国内外の経済見通しは引き続き不透明だが、一部で押し目買いが観測されている。

【ロシア】MICEX指数 3873.00 -0.41%

13日のロシア株式市場は反落。主要株価指数のMOEXロシア指数は、前日比15.86ポイント安(-0.41%)の3873.00で引けた。原油価格の続落を意識して利益確定とみられる売りが増えたようだ。日中の取引レンジは3866.67-3895.05。

【インド】SENSEX指数 55437.29 +1.08%

13日のインドSENSEX指数は、強含み。前日比593.31ポイント高(+1.08%)の55437.29、ナショナル証引所の主要50社株価指数ニフティは、同164.70ポイント高(+1.01%)の16529.10で取引を終えた。SENSEX指数の構成銘柄では、19が上昇、11が下落、変わらずは0で買いが優勢。持続的な景気回復への期待は残されており、株価指数は底堅い動きを見せた。タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)の上げが目立った。一方、インダスインド銀行(IIB)はさえない動きとなった。

【中国本土】上海総合指数 3516.30 -0.24%

13日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比8.44ポイント安(-0.24%)の3516.30ポイントと続落した。

前日の軟調地合いを継ぐ流れ。政府による一部業界の締め付け懸念や、新型コロナウイルス感染拡大が引き続き投資家心理の重しとなっている。コロナ感染状況を巡っては、世界最大級の港湾、寧波舟山港でも新規感染者を確認。当局は港の一部を閉鎖した。サプライチェーンが打撃を受ける恐れがあるだけに、国内経済に及ぼす影響が不安視されている。ただ、大きく売り込む動きはみられない。景気懸念が依然としてくすぶる中、金融緩和を含む景気対策が打ち出されるとの観測も根強い。

《NH》

提供:フィスコ

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