海運セクターへの物色人気加速、中小型株は軒並み需給相場の様相に◇
海運株の中小型株人気が一段と加速している。前日に東証1部の値上がり率トップに買われた共栄タンカー<9130>や、ストップ高となった明治海運<9115>などに物色人気が集中しているほか、東証2部銘柄では前日まで4日連続でストップ高に買われていた玉井商船<9127>や、前日まで2日連続ストップ高の兵機海運<9362>なども値がつかないまま気配値を切り上げる展開となっている。日本郵船<9101>や商船三井<9104>など大手海運株の業績急拡大を背景とした物色人気が中小型にも幅広く波及している。中小型の海運株はコンテナ市況高騰の恩恵を受ける大手海運と比較して収益実態は必ずしも絶好調とはいえないが、株価指標面での割安さを拠りどころに投資資金の攻勢が続き、需給相場の様相を呈している。
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