ポエック---マリンリバーの株式取得、子会社化への基本合意書締結を発表
ポエック<9264>は16日、2021年8月16日の取締役会において、マリンリバーの発行済株式の全株式を取得し、マリンリバーを完全子会社化することについての「基本合意書」の締結を決議したと発表した。なお、本件株式取得は、開示基準を下回る任意開示のため、開示事項・内容を一部省略して開示するとした。
同社グループは、環境・エネルギー関連機器の販売、動力・重機関連機器及び防災・安全関連機器の製造・販売を主な事業内容としている。
一方、マリンリバーの主要製品は、海水用ヒートポンプチラー、チタン熱交換器、シェル&コイル熱交換器、シェル&チューブ熱交換器などで、主に水産試験場や活魚センターなどで使用される水産設備についての設計・製造・施工を行っている。
また競合先が少なく、低コストでの製造販売が可能なビジネスモデルとなっており、いわゆるニッチトップ企業。
同社は、マリンリバーの同社グループへの加入により、人員体制の拡大、技術力の向上、販路の拡大、財務基盤の安定から、マリンリバーの事業基盤の更なる成長や、製造面及び販売面での相乗効果などが見込まれるとしている。
株式取得の相手先は個人のため非開示。取得株式数は200株。発行済株式数に対する割合は100%。
株式譲渡契約締結日及び株式譲渡実行日は2021年9月中旬から下旬を予定している。
同社は、本件株式取得により、マリンリバーが同社の連結対象会社となる予定の2022年8月期の連結業績に与える影響については精査中であり、開示すべき事項が発生した場合には速やかに開示するとしている。
《ST》