東邦アセチレンは前日のS高の余勢を駆ってカイ気配、医療用酸素需要拡大で思惑
東邦アセチレン<4093>がカイ気配スタートで大幅高。前日に300円高はストップ高となる1532円に買われる人気となったが、きょうも投資マネーの攻勢は衰えず上値指向が鮮烈だ。工業用ガスの大手で家庭用LPGなども手掛ける。国内で新型コロナウイルスのデルタ株感染拡大に対する懸念が強まっている。感染者数の増加に歯止めがかからず、つれて医療用酸素の需要が高まるとの思惑を背景に、同社株が物色人気化している。思惑先行ながら、PERやPBRなど株価指標面で割安感が強い。時価総額100億円前後と小型で、信用買い残も枯れ切った状態にあることから、株式需給面での軽さも着目されている。
最終更新日:2021年08月24日 09時07分