話題株ピックアップ【夕刊】(1):フリークHD、ギフティ、ヤマハ

注目
2021年8月24日 15時12分

■フリークHD <6094>  2,383円  +241 円 (+11.3%)  本日終値

フリークアウト・ホールディングス<6094>が大幅高で8日続伸。23日の取引終了後、連結子会社のデジタリフト<9244>が東京証券取引所から東証マザーズへの新規上場を承認されたと発表。これに伴い、保有するデジタリフト株の一部について売り出しを行い、デジタリフトは連結子会社から除外される。同社では、この売り出しにより21年9月期第4四半期において特別利益を計上する予定としているが、計上額は売り出し時の株価により変動することから確定次第開示するという。

■G-7ホールディングス <7508>  3,440円  +185 円 (+5.7%)  本日終値

G-7ホールディングス<7508>が6日続伸。23日の取引終了後、9月30日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表。投資単位当たりの金額を引き下げることで、株式の流動性を高めるとともに、投資家層の拡大を図ることが目的という。効力発生日は10月1日。

■ギフティ <4449>  3,090円  +131 円 (+4.4%)  本日終値

ギフティ<4449>が続伸。キューブシステム<2335>が23日の取引終了後、ギフティが提供する法人向けeギフトサービス「giftee for Business」との機能連携により、社内仮想通貨(Cubecoin)のセルフギフト機能の実証実験を開始したと発表しており、ギフティにとってもメリットが大きいとの見方から買われたようだ。キューブシスのCubecoinは、ブロックチェーン基盤を用いたエンゲージメント強化サービスで、社員間の感謝の気持ちをコインの形で気軽に送り合える新しいピアボーナスの仕組み。ただし、利用は出社前提のサービスとなっていることから、顧客先に常駐している社員や在宅ワークを行っている社員なども含め、どこにいても福利厚生を受けられるようCubecoinを社外で利用できる仕組みとして、セルフギフト機能の実証実験を開始したという。

■ヤマハ <7951>  6,390円  +270 円 (+4.4%)  本日終値

ヤマハ<7951>が大幅高。23日の取引終了後、保有するヤマハ発動機<7272>株の一部売却を実施すると発表。この株式売却で得た資金を自己株式取得資金に充当するとしており、これが好感されたようだ。あわせて発表した自社株買いは、上限を600万株(発行済み株数の3.4%)、または280億円とし、取得期間は8月24日から2022年2月28日まで。なお、きょう朝方にヤマハ発株1900万株の売却が完了し、これに伴い投資有価証券売却益432億4000万円を特別利益に計上すると発表した。売却後保有株式数は1564万2790株。

■プレミアグループ <7199>  3,295円  +125 円 (+3.9%)  本日終値

プレミアグループ<7199>は続伸。23日の取引終了後、100%子会社プレミアが、アウトバウンド営業に特化した部署であるコンタクトセンターを大阪に新設したと発表。コンタクトセンターは、全国の未稼働・未開拓加盟店の営業促進を行うことを目的とした営業組織で、これまで札幌と福岡の2拠点で運営していた。今回、新たに大阪に設置し全国3拠点体制をとることにより、全国的な加盟店ネットワークの開拓や各種サービスの稼働促進をより推進し、シェア拡大を図るとしている。

■Sansan <4443>  9,700円  +350 円 (+3.7%)  本日終値

Sansan<4443>が4日続伸。Chatwork<4448>がこの日、Sansanの法人向けクラウド名刺管理サービス「オンライン名刺」機能と連携したと発表。「オンライン名刺」機能は、紙の名刺とは別に、デジタルの名刺を持つことができる機能。今回の連携により、「オンライン名刺」上に「Chatwork ID」を掲載できるようになり、名刺交換時にChatworkを利用しているかを把握できるため、「オンライン名刺」から簡単にChatwork上でつながることが可能になるとしている。

■SHIFT <3697>  24,550円  +870 円 (+3.7%)  本日終値

SHIFT<3697>は5連騰、連日の上場来高値更新と気を吐いている。同社は銀行などを主要顧客に企業向け基幹システムのソフトウェアテスト(動作確認、品質検査)を行う。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)投資需要が加速するなか、同社が展開するソフトの品質保証サービスへの引き合いが旺盛で、業績高成長路線を走っている。同社は2014年11月の上場だが、株価は上場時初値からきょうの高値まで約6年9カ月で20倍超の大変貌を遂げた。21年8月期営業利益は前期比45%増の34億円を見込むが、22年8月期についても成長スピードに陰りはみられず、20~40%の利益成長が有望視されている。M&A戦略によるゲーム関連分野への展開も業容拡大に向けた新たな成長ドライバーとして期待されている。

■日本製鉄 <5401>  1,972.5円  +63.5 円 (+3.3%)  本日終値

日本製鉄<5401>、ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>など大手をはじめ鉄鋼株が軒並み高。今週は新型コロナウイルスの感染拡大を背景とした経済への影響を懸念する動きが一服、海運セクターへの買い戻しが目立つ展開となっているが、同じグローバル景気に敏感な市況産業である鉄鋼にも物色の流れが波及している。市場でも「足もとは半導体不足の影響などで生産調整を強いられているとはいえ旺盛な自動車販売需要が鋼材需要を喚起しているほか、建設向けも回復基調に入っており、収益環境の風向きは大きく変わった」(中堅証券アナリスト)という見方が強まっている。海運株同様にPERやPBRなどバリュエーションの割安さも押し目買いニーズを後押ししている。

■ニチレイ <2871>  2,721円  +87 円 (+3.3%)  本日終値

ニチレイ<2871>が続伸。子会社ニチレイフーズが23日、11月1日納品分から家庭用及び業務用商品の一部の出荷価格を値上げすると発表。対象となるのは家庭用・業務用の冷凍食品と業務用常温食品で、家庭用で4~8%、業務用で3~10%。世界的な食料需要の増加などを背景に原材料価格の高騰が続いており、自助努力だけではコスト吸収の限度を超えることから値上げに踏み切ったという。なお、家庭用冷凍食品の値上げは15年2月以来、約6年半ぶりとなる。

■牧野フライス製作所 <6135>  4,005円  +110 円 (+2.8%)  本日終値

牧野フライス製作所<6135>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が23日付で、投資判断「オーバーウエート」を継続し、目標株価を5500円から5600円へ引き上げた。同証券では、株価に割安感があり、設備投資回復時の業績拡大余地が大きいとの見方を継続。また同証券の業績予想について、設備投資回復の進展から販売予想を引き上げたことや、販売関連費用などのコスト増をより強く想定したこと、為替前提を1ドル=110円(従来105円)、ユーロ130円(同125円)としたことなどから、22年3月期の営業利益予想を56億円から125億円へ引き上げ過去最高更新を予想。23年3月期も同130億円から218億円へ引き上げている。

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