10万円以下で買える、財務健全&低PER 20社【2部・新興】編 <割安株特集>

特集
2021年8月29日 16時00分

少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、赤字決算や無配の企業が数多くあることには留意したい。

東証2部、新興企業では724社が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は、財務体質の安全性を見る指標の1つである「株主資本比率」に注目してみた。株主資本は株主からの払込金と、過年度からの利益の蓄積で構成される。負債とは異なり返済・支払を必要としない資金であるため、総資産に対する比率が高いほど財務の安定性が高いとされる。割安株という観点から予想PER(株価収益率)が10倍以下の銘柄に絞り込んだ。

下表は東証2部、ジャスダック、マザーズ上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)株主資本比率が60%以上、(3)予想PERが10倍以下――を条件に投資妙味が高まる20社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PERは27日現在)

なお、27日(金)に配信した「10万円以下で買える、財務健全・低PER【東証1部】編」も併せてご覧ください。

最低投資 株主資本  予想

コード 銘柄名    市場   金額   比率   PER

<2481> タウンN   JQ  38700   88.0   8.2

<2754> 東葛HD   JQ  44400   67.1   8.4

<6964> サンコー   東2  45500   69.7   8.4

<7551> ウェッズ   JQ  53000   63.3   8.5

<3316> 東日システム JQ  54900   69.0   8.5

<9845> パーカー   東2  55500   60.3   6.7

<7399> ナンシン   JQ  57000   70.6   6.3

<7841> 遠藤製作所  JQ  60300   82.9   6.2

<7671> AmidAH 東M  60500   80.9   8.7

<1994> 高橋ウォール JQ  62900   77.1   5.1

<5984> 兼房     東2  68200   84.5   8.6

<5237> ノザワ    東2  69300   64.6   7.4

<6239> ナガオカ   JQ  75900   61.0   7.5

<6382> トリニ工   東2  83100   69.6   8.5

<3435> サンコテクノ 東2  89100   75.7   6.9

<7643> ダイイチ   JQ  90400   66.2   8.6

<9036> 東部ネット  JQ  91000   84.5  10.0

<1770> 藤田エンジ  JQ  96000   62.1   8.0

<7297> カーメイト  JQ  96500   69.6   7.9

<6919> ケル     JQ  97600   78.1   9.6

※単位は、最低投資金額は円、株主資本比率が%、PERは倍。

※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80%以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。

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