東京株式(前引け)=小幅続伸、利益確定売りで上げ幅縮小

市況
2021年9月2日 11時50分

2日前引けの日経平均株価は前営業日比24円99銭高の2万8476円01銭と続伸。前場の東証1部の売買高概算は5億4845万株、売買代金概算は1兆3537億円。値上がり銘柄数は696、対して値下がり銘柄数は1362、変わらずは126銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は、前日の米株市場が高安まちまちであったことから様子見気分が広がった。今週に入ってから、日経平均は3営業日で800円以上も上昇していたことで、目先利益確定売りも想定されるところだった。朝方は主力株中心に広範囲に買われ高く始まったものの、徐々に上値の重さが意識され手仕舞い売りを誘発。ただ、半導体関連などのハイテク値がさ株が買いを集めたことで日経平均はプラス圏を維持した。なお、TOPIXはマイナス。値下がり銘柄数が全体の6割強を占めている。

個別ではレーザーテック<6920>が売買代金トップで大幅高、ルネサスエレクトロニクス<6723>なども高い。任天堂<7974>が上昇したほか、村田製作所<6981>も堅調。三菱ガス化学<4182>も活況高。東京機械製作所<6335>が連日のストップ高となり、KeePer技研<6036>も値を飛ばした。半面、JR東日本<9020>、JR西日本<9021>などが大幅安、エイチ・アイ・エス<9603>の下げも目立つ。日本製鉄<5401>など鉄鋼株も利食われた。宮越ホールディングス<6620>が急落、アトラエ<6194>も10営業日ぶりに急反落した。

出所:MINKABU PRESS

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